中期経営計画作成その他、税金に関すること

税理士です。経営計画を川口市、さいたま市、東京近郊でつくってます。

粗利益の改善のヒント

いつもブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。

  最近のお客様は、数字の説明よりも、改善策を求めます。

  そこで、会社の業績の大本である粗利益の改善のヒントをまとめました。

  会計にうといかたや起業したばかりのかたの参考にもなればと思います。  

 

そもそも粗利益とは」  

 

売上高から売上原価を差し引いたものであり、売上総利益や粗利ともよばれます。

  売上原価とは、小売業や卸売業では、仕入、   製造業や建設業では、材料費、労務費、外注費などをさします。   決算書の損益計算書では、以下のように表示されます。

 

「業種別平均」

 

この粗利益を改善するための目標としては、中小企業庁の指標があります。

平成17年度の業界の平均値は

建設業 24.9%

製造業 35.7%

情報通信業 61.4%

運輸業 41.1%

卸売業 23.6%

小売業 33.8%

不動産業 69.3%

飲食宿泊業 65.0%

サービス業 64.5%  

となっています。

 

「財務分析と粗利益」  

 

財務分析とは、決算書の数字と数字を組み合わせるものです。   ぜひ、自社の財務分析をし、不明な点は、御相談ください。

  売上高総利益率(%)=粗利益÷売上高×100(高いほうがのぞましい)  

労働分配率(%)=人件費÷粗利益×100(50%程度におさえたい)

  労働分配率は厳密にいうと、付加価値にしめる人件費の割合ですが、   今回は便宜上、粗利益とします。   人件費は、役員報酬、賃金、賞与、雑給(アルバイト)、法定福利費社会保険料)   福利厚生費、退職金です。   労働分配率は、お金をどれだけ人にあてているかをさします。   70%を超えている場合、人件費の支払いすぎかもしれませんし、   逆に30%くらいだと、もっと給与をあげられるかもしれません。   ぜひ、自社の決算書から集計してください。  

 

「改善のヒント」  

 

売上を伸ばす

  □得意先ごとの売上の単価、数量の見直し

□商品ごとの売上の単価、数量の見直し

□成長分野への投資

 

  経費を下げる

  □単価の引き下げ

□安い仕入先への変更

労働分配率の見直し   生産性の向上  

□設備投資による増産、納期の早期化

□研修による人材の育成

□無駄な作業時間の見直し  

 

「おわりに」  

 

粗利益を改善するには  

 

①自社を知る 自社の決算書の粗利の額、売上高総利益率、労働分配率を把握します。  

②平均値と比較する 売上高総利益率を業種別の粗利の平均値と、 労働分配率を50%と比較します。  

 

③改善策を考える。 平均値に満たない場合、各種の改善策を検討します。 平均値を超えてさらに伸ばしたい場合も同様です。  

 

④できれば、改善策が妥当だったどうかモニタリングする。 自分でやってもいいですし、自分でやるのは、厳しいと思ったら、 会計事務所に手伝ってもらってもけっこうです。

 

ameblo.jp