中期経営計画作成その他、税金に関すること

税理士です。経営計画を川口市、さいたま市、東京近郊でつくってます。

pdcaサイクル問題点

PDCAサイクルが回らない会社をたくさん見てきました。今回は、その原因を振り返り、PDCAサイクルを回すためには、何が必要かを考えてみます。

 

PDCAサイクル問題点」

 

PDCAサイクルの最大の問題点は、やはり計画がきちんと作れていない点です。事業承継を考えている会社があります。その社長がいうには、「俺もあと10年で引退だ。世代交代をすすめるためにも若手を育てたい。」と言ったりします。しかし、事業承継の具体的な計画については、何も考えていないということがよくあります。計画を具体化するには、計画を数字や言語にしなければなりませんが、この数値化と言語化が苦手な社長さんが実に多いのが現状です。つぎに、実行が大きな負担になる点です。事業承継の場合、会社の株は比較的スムーズに承継できますが、後継者の育成には長い時間がかかります。実際、60近くなっても、はなたれ小僧扱いされる2世社長も珍しくありません。事業承継以外の場合でも、計画を実行に落とし込む場合、現場の負荷はそれ相応のものがあり、なかなかスムーズに実行まで落とし込めない場合もあります。最後に振り返りの問題があります。計画と実行までできる会社はあっても、振り返りまできちんとできている会社は少ないものです。その原因は、そこまでの時間がとれないことや振り返りのきっかけがなかなかないことなどが考えられます。

 

「自分でPDCAサイクルを回すのはきついです。」

 

税理士試験の受験時代に、通信教育で自分で計画的に勉強していました。税理士試験は専門学校が作った学習計画表をもとに、宿題をこなし、テストで振り返りと改善をおこなってゆくことで、PDCAを回すのですが、それが実行できるのは、全受講生の2割~3割というところでした。自分でPDCAサイクルを回すには、さまざまな誘惑に勝たなければなりませんでした。これは、会社でも同じことと思います。自社で経営計画までつくって、実行、管理するには、相当自分に厳しくなければ無理です。ただでさえ、いろいろやることがあるのに、自分に厳しくなって、PDCAサイクルを回すのは、難しいと思います。

 

「いっそ、会計事務所に任せたら・・・」

 

会計事務所に仕事を依頼している方は、決算や税務申告はめんどうだから誰かに任せたいと思っています。そうした業務を誰かに任せることで、本業に集中したいのです。経営計画書の作成や管理を会計事務所に任せることで、いっそう本業に集中できるようになります。 「自分の経営にたいする盲点をなくしたい」ということで、経営計画書の予実管理を行っている社長さんは、この予実管理以降、頻繁に計画書を見直し、業務に熱が入るようになりました。そして何より、会計事務所から毎月連絡があることで、自分の業務に集中するあまり奪われていた振り返りの機会が獲得できるようになります。PDCAサイクルが回らない一番の原因である振り返りがしっかりできるようになります。 PDCAサイクルを自分で回すものという固定観念を捨てたときに、PDCAサイクルは回りやすくなるのかもしれません。