中期経営計画作成その他、税金に関すること

税理士です。経営計画を川口市、さいたま市、東京近郊でつくってます。

3年先の倒産を防ぐ経営計画書とは

いつもブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。

 

  経営計画書というものは、大企業が作るものというイメージが強いようです。それには、たしかに理由があります。大企業であれば、従業員も多く、お金の動きも複雑なため、経営計画書というかたちで、数字の管理をしっかりしなくてはいけません。また、取引先や株主に対する社会的な責任から、事業の今後について説明責任が重くなるため、経営計画書による説明は不可欠です。  

 

ところが、経営計画書は、個人事業主でも、中小企業でも必要なのです。創業時にお金を借りる際も創業計画書は必要となりますし、設備投資の際も、経営計画書は必要となります。なにより、中小企業は、大企業ほど、資本金が充実しているわけではないので、会社によっては、3年先に資金ショートを起こして潰れてしまう予想のたつ会社もあります。   そうした倒産のリスクを防ぐために、経営計画書を以下のようなテンプレートをもとに毎年作成している会社もあります。

  経営計画書のテンプレート  

f:id:akasatakun:20170709052416p:plain

こうしたテンプレートがあったところで、「予想通りいかないからやめた」とか、「3年先の資金繰りのシュミレーションなんてあてにならない」といった声が聞こえるのももちろんです。ですが、そうした会社も、保険料はきっちり払っていたりするものです。私も10年近く生命保険を払っていますが、この間、一度も生命の危機にさらされたことはありませんでした。しかし、将来のリスクは、否定できないため、保険料だけは、払いつづけています。中小企業の経理でも、経営計画書を作らない会社は全体の9割を占めても、保険料を払わない会社は1割にも満たないような気がします。保険料は払うのに、経営計画書を作らないのは、なぜでしょうか?一重にそれは、めんどくさいからだと思います。保険料の場合、一度、契約書にサインすれば、あとは自動的に一定金額が引き落とされ、解約したいときだけ所定の手続きを踏めばよいのに対し、経営計画書の場合、自社の数字を分析するところから入り、社員の行動計画まで作成しなけらばならなかったりするため、自動化しずらいのです。   ところが、最近の会計事務所には、MAP3や財務維新など、優れた経営計画書作成ソフトが備え付けられ、経営者のかたは、会計事務所のヒアリングに答えていただけるだけで、経営計画書が楽に作成できます。そのため、上記のようなテンプレートに自分で数字を書きこまなくてもいいのです。保険料を支払ってリスク管理をきちんとしているのであれば、経営計画書も半ば自動化し、会計事務所とチェックするのもいいのではないでしょうか?